「デジタルモグラ」
「懲戒前の学校の先生を
どつく高校生、夢は漫才師
「何してんねん!」 とマジなツッコミ
その後ろで 群れる劣等生
そんなどうでもいい世間を
見上げていた デジタルモグラ
失笑顔のモグラが世界中に配信中です」
世界中なんです。
「英語を習う前からさ
先生何かしでかしそうで
やっぱり大人なんてもんは
夢見る子供の反面で
だから俺らもそうなって
汚くなってまた反面に
習った英語で言うけど
「I completely agree with you.」」
「全てに於いて、あなたに賛成します」
と、習った英語で言いました。
「みんないつだって 見られてんだって
何で誰も気付かないんだよ
監視されてんだ モグラごときに
最新機能付きだけどね」
見くびれないよ。
最新機能付きだし。
「ああやってこうやって誤魔化しても
配信されちゃうよ」
誤魔化したという
事実ごと。
世界中に。
「ノーマルアタマ」
「Don't let me down!!
多数決で決まった
ゆらゆら揺れる間に決まった
いつもそう、知らぬ間に歪んでく」
揺れてる間に
決まっちゃった。
「集団心理の世間の声は 簡単に脅かされるのに
いつまで経っても全然気付かない君が怖い
俺だけ違くても難しく生きなきゃいけなくなるだけ」
むしろ「君」が
怖くなる。
「やあ tomorrow
わかったかい?
この辺の輩はみんなノーマル」
「この辺の輩」は明日になっても
ノーマルのままということだろうか?
「キラーボール」
「そう何回でも言ってやるよ
君の中で踊る黒いもの
ああ、あたかも隠したつもりで
平然としてる顔が嫌で」
黒いもの。
隠しきれていない。
「どうでもいいテレビのニュースに
踊らされる架空の毎日
ああ、そんなクソみたいな夜は
キラーボールと一緒に回るよ」
踊らされている。
踊っているわけではない。
そしてそんな毎日は
もはや「架空」
「たった今わかったんだ
キラーボールが回る最中に
踊ることを やめなければ
誰も傷付かないんだって」
キラーボールが回る最中は。
「何回でも繰り返す
キラーボールが鳴らすサイレンと
冷めた奴らの目を気にしながら踊れ
今夜もランランラン」
サイレンも目線も気になるけれど
気にしながらで良い。
踊るしかない。
僕なりの解釈です。
見てくださってありがとうございました。

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